キャディバッグ作ってしもた

キャディバッグ作ってしもた

今のキャディバッグそろそろ買い換えたいなと考えていた数カ月前、何を思ったか中国の生産工場に突然コンタクトを取ってしまい、自社ブランドのキャディバッグを製作することになりました。あれよあれよという間にキャディバッグが完成に近づきましたので、素人がいきなりキャディバッグ製作に乗り出す無謀な足跡を書き留めておきますww

【素人のおっさんスペック】
年齢40台後半 スコアもハーフ40台後半くらい
いちおうゴルフ用品の企画・販売をしている
英語力 TOEIC600点くらい、しょぼい。
中国語 中華キャバレーで覚えた言葉しか知らない
Adobe 超初心者(ここが最も致命的)

■23年8月
~結構お気に入りで細かい仕様にも満足している現在使用中のキャディバッグにそろそろ飽きてくる。
某外国系総合ゴルフブランドX某外国系有名キャディバッグメーカーの限定コラボスタンドキャディバッグを使ってました。
まぁ、さすがに高級と分類されるメーカーだけあって使い心地は最高でした。
で、次も同じようなタイプのバッグを買おうとしたら、もうあらへんやないですか!Pから始まるゴルフブランドのキャディバッグは自社企画に切り替えられ、お気に入りポイントがほぼほぼ消滅してました。他に買いたいなと思うキャディバッグは軒並み10万円超えの価格設定で零細企業の懐具合ではとても購入意欲が湧いてきません。脳の回路が少しおかしい当方は、「ぢゃ自分で作るか」と思い立ちますww

■23年9月
~屋外は酷暑なので自宅に引きこもり、ひたすらキャディバッグ工場を探す。
もう毎日ネットサーフィンですよ。大好きなラウンドもあまり行かずに。英語やら中国語やらウニョウニョした文字言語のサイトを徘徊しまくり、キャディバッグについて以下の考えに至りました。
・世界シェアの9割以上は中国で生産されている。
・バッグに使用される樹脂成型部品はおそらく100%中国で生産されている。
・細かな部材が全てスムーズに揃うのは中国しかない
今となっては記憶も曖昧ですが、中国のロックダウンで相当痛い目にあわされたんですけど、ここは中国でのOEM委託やるしかないとの結論に至ります。そこから中国のできるだけ怪しくない工場につたない英語で直接コンタクトを取り始めます。5社くらいピックアップして商品写真を送ってもらったり、要求仕様を伝えたりしながら1社を選定しました。



■23年10月上旬
~気持ちいい天気、円滑ではない仕様詰め
23年内には発売したいと思っているので、まずはプロトタイプ製作に大急ぎでとりかかります。デザイン提出と前金入金から3週間でカスタムパーツ含め完成させてと半ば無理な要求を押し通します。4個のプロトタイプとカスタムパーツ製作に3,000USドルくらい請求されました(汗)しかもシンガポールの銀行に振込の指示です。怪しさ60%くらいですが、言われた通りに振込する従順な日本人は私です。
お金を振込してから詳細仕様詰めが始まります。
やっと涼しくなって絶好のラウンド日和が続く中、中国人担当者とチャットと電話しまくる日々の始まりです。
ボトムの形状、ベース素材とジッパーの選定、アートワーク提出、ジッパープルとシリコンラバーロゴおよびカラビナの外部製作、押し型製作など数日でポンポン決めないといけないのですが、先方担当者が若干ポンコツ気味であり、言葉で説明しても理解してもらえず斜め上いく解釈をして話を進めて行きます。結局部品ごとに寸法図をこちらで制作するだけでなく、中国の部品製造業者を探して仕様詰めしたりとなかなか大変です。しまいには自分で指定した寸法もわからなくなったりしつつデザインが固まっていきます。



■23年10月下旬
~近場のコンペのお誘いは基本断らない悪癖
予期せぬトラブルが発生しないことを祈りつつゴルフのラウンドしてますww。カートの中でも中国人担当者とチャットして、まったく過去履歴が追えないくらいトーク積み上がったところでようやく試作品の製作に取り掛かります。ホンマに10月末に完成するんかいなと思ってると着手からものの3日くらいで完成させてきました。このへんの納期遵守はすごい。。ペイズリー柄が指定サイズと違ってるけど。

■23年11月上旬
~真面目にゴルフグローブの出張販売してます
試作品が手元に送られてきました。中国からわずか3日で届いてます。FedExの高額な特急便使ってます。後日上乗せで運賃請求されました。1個あたり250USドルの送料death。まぁ、一日でも早く欲しい事情はこちら側にもあったんですが。(三井住友VISA太平洋マスターズ2023出展)

■23年11月下旬
年内発売を目指し、バルクオーダーの注文と決済を行います。ペイズリー柄の大きさが指定サイズと異なってたのでそこの印刷パターンだけ大きくしています。前回と同じくシンガポールの銀行振込を指定されました。まだ怪しさ30%くらいです。さすがにここの代金は言えませんww
あとこのタイミングで、バッグに付随するものとしてマイクロファイバータオルを注文してしまいました。バッグにタオルぶら下げてるとオシャレ感倍増と思ったんです。日本のゴルフ場はカートに水とタオル付属なのでオウンタオルの使用率は極端に低いんだろうなと何となく考えてます。

■23年12月上旬
こんな感じで商品企画を進めてきました。無事商品が到着することを願うのみの今日この頃です。優しい友人が何名か先行注文くれましたが、ホントに届くのか本日(12/5)現在わかりませんww。先方担当者は「メイウェンティ」とか言ってます。人生初になりますが、コンテナ1個分の荷物を受け取るので、倉庫内の保管場所にも頭を悩ませてます。受け取りタイミングでフォークリフトの準備もしないとです。売れへんかったらどないしよと不安に圧し潰されそうdeath。なので、この文章に最後までお付き合いいただいた新しい友人の皆さん、特典付き先行予約を開始するのでぜひご注文ください。
宜しくお願いします!商品ページはこちら

■23年12月末
出荷開始予定です。

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