ひとことで言うと、羊の革です。
主に南米に生息するヘアシープの革です。ヘアシープという名前ですが、ヘアシープの毛はセーターなどに用いられるウールにはなりません。よく見る羊とは品種が異なります。ヘアシープの毛を落とした革は、柔らか/滑らか/薄いというゴルフ用のグローブに最も適した特徴を備えています。そのためゴルフグローブの最高級素材として昔から使用されております。
カブレッタ/Cabrettaの由来は、スペイン語やポルトガル語での山羊(ヤギ)を意味するCabraだそうです。イージーゴーイングなUSAの人々がヘアシープの革をカブレッタと呼び始めたようです。羊か山羊なのかは大した違いではなかったのでしょうww。それ以来、カブレッタレザーゴルフグローブという名称がグローバルでは一般化しています。これを日本語に意訳すると天然本革ゴルフグローブということですね。弊社はUSAかぶれなので、カブレッタレザーと呼称しております。
畜産には詳しくないので、より細かな情報をお持ちの識者がいらっしゃいましたら、いろいろとご教示いただければ幸甚に存じます。
左:メリノ種の羊 / 右:ヘアシープ